タテ脚兼備の小埜正から
前期まで長らくS級に在籍した小埜正義がシリーズの主役となる。降級後4Vと優勝を量産するだけでなく、優出を外さぬ安定した成績を残している。ここは南関連係で長田龍拳に前を任せて優勝を手にしよう。長田は8月平でのゴール後落車により欠場があったものの、復帰戦の10月松阪MN着で優勝。同月川崎MNでも優出と問題なさそうだ。ここに佐藤清之まで加わればラインの厚みも増すだろう。
対する関東勢は山口多聞、土屋壮登の埼玉コンビに差し脚鋭い高塩讓次が続く。山口は今期準優勝が続いていたものの、10月は前橋、伊東と立て続けに優勝。圧倒的な先行力で白星を積み重ねており、ここでもV奪取を狙いたい。山口が持ち味発揮してくれれば、土屋、高塩の両者の逆転も視野に入れたい。
熊本トリオもそん色はない。谷口力也、松本憲斗の119期両者にS級トップクラスでも活躍した合志正臣が両機動型を好操縦する。特に谷口は2班ながらも1V、準Vが3回と決勝戦でも結果を出しており、南関勢、関東勢が相手でも力差はほとんどないだろう。松本は11月小倉MNの決勝に続き谷口の番手なら、今度こそ期待に応えたい。