谷口力、松本憲らの九州勢
谷口力也、松本憲斗と熊本の大砲2人を擁する九州勢が優位にレースを進める。本命は谷口だ。4月以降の快進撃の勢いは凄まじく、5月と9月の久留米でのミッドナイト開催では完全V、それ以外に6月の当所を含めて準Vが6回ある。踏み出してからの加速は強烈だし、長い距離を踏んでの勝負でも末良く粘れる。ここもラインの先頭で戦い、別線の反撃を許さないだろう。松本も当所では7月開催で1❷着と気を吐いている。1歳若い谷口の番手なら絶好のVチャンスだろう。また、地元のベテラン高木和仁も展開が向けばモノにできる状態を維持している。
滝本泰行はすんなり九州勢のペースを許すと出番ないが、逆に混戦を誘えれば一発が期待できそう。最近は自力を出す場面が減っていて、10月地元玉野のVも番手戦で手にしたものだが、タテヨコ自在な走りは健在。上手く間隙を突ければ。また、富武大が優参なら番手で好リードして九州勢に立ち向かう。
愛知に移籍してかなり競輪選手らしくなった犬塚貴之。成績もうなぎ上りだし、同県の太田剛司や鈴木幸紀が続いてラインはしっかりしそう。ダッシュを生かした自力攻撃でどこまで九州勢を苦しめられるか。