波に乗る小西晴で断然

小西晴己
無敵の快進撃を続ける小西晴己がV争いの中心だ。S級特進が懸かった10月和歌山は1❶着でチャンスを逃したが、1月からのS級は決まっているので気落ちもなくて続く前橋MNは完全V。ここには5場所連続優勝を目指しての出走になる。1本休んで約40日ぶりの実戦になるのは不安要素だが、ライバルとなる同型が手薄なシリーズで取りこぼしはないだろう。好機に踏み出してスピードの違いを見せ付け、マーク堅実な上田裕和とワンツーといこう。
三重勢を苦しめるとしたら坂田康季、野口大誠の九州コンビか。坂田はまだまだ安定感に欠けるが、9月別府の決勝で先行し、小西にはまくられたが、しぶとく3着に粘り込んだレース内容は光っていた。積極性では小西より上なのでここも先行で勝負か。そうなれば野口にとっては腕の見せ所。もちろん、まくりの機動力は健在だし、9月高松MNでV、11月別府で準Vと近況もまずまずなので一発あっても不思議ない。
伊原克彦は組み立てのうまさで対抗していく。単調なレースにはなりそうにないので出番は十分に作れる。来期はS級に復帰するし、今期もV1、準V3回とまずまず。徹底先行の丹波孝佑が勝ち上がってくれば言う事ないが、自分でやるレースになっても自力自在に持ち味を発揮する。
乱調気味で点数を落としている日野博幸が奮起なら、野村典嗣、近藤誠二ら四国勢も出番ありそうだが…。