山田庸が軸になる九州勢
戦歴は山田庸平が最上位だ。今年はウィナーズカップ、高松宮記念杯、オールスターとビッグレースで3回決勝に乗っている。優勝も3月松山記念をはじめ3Vを達成。ここは地元の阿部将大を目標にできるし、後ろを園田匠が固めればラインも強固。寬仁親王牌では初日特選で落車していて、体調には一抹の不安が残るが、問題がなければ主役を務める。
窓場千加頼、東口善朋の近畿コンビも侮れない。今年の窓場は自力攻撃に一段と磨きがかかった感がある。F1戦で2V、勝率も昨年の18・6%から36・1%にアップ。東口も差し脚好調で、今期だけで4V。窓場が好スパートを決めれば近畿コンビで連独占は十分だ。
吉田有希、武田豊樹の茨城コンビも好勝負が見込める。なかなか勝てなかったときもあった吉田だが、共同通信社杯、寬仁親王牌ではそれぞれ1勝をあげていて調子は上向き。機動力を発揮できれば勝ち負けに持ち込める。