ここ参戦なら張野幸
柔軟性を兼ね備えた自力攻撃で別線をねじ伏せている張野幸聖が優勝候補の筆頭だ。今期は4Vを達成していて、直近4カ月の連対率は85・7%を誇っている。ただ、レインボーカップA級ファイナルにあっせんされているため、この開催の前にS級特進を決めている可能性がある。
山口多聞、吉田裕全の埼玉コンビに菅谷隆司とそろった埼京勢を重視する手もある。山口は先行基本の競走で奮戦していて、直近4カ月の連がらみの決まり手は83%が先行してのもの。ここ5場所は完全V3回と結果も素晴らしい。今期はまだ優勝には手が届いていない吉田だが、10月松阪MNはオール2着の準V、11月弥彦は連勝で優参していて、差し脚の伸びは悪くない。山口が先手を奪えば埼京勢で上位独占も考えられる。
北日本勢は佐々木吉徳の機動力に期待がかかる。今期は7月京王閣、9月青森で優勝をものにしている。鋭いダッシュを利かした自力攻撃が奏功すれば一発あっても不思議ではない。