渡邉晴が軸の南関勢
各地区に主力が分散しての混戦模様だが、格、実力ともに渡邉晴智が一歩リードしている。降級して12場所走った時点で全て決勝に乗って4V、準V3回、決勝3着2回。しかも初日特選で確定板を外したのも僅かに2回と驚異的な安定感だ。渡邉に任されれば前の自力型もそれだけ奮起して力を発揮する証だろう。ここで目標にする近藤夏樹は12月松阪で直線強襲劇を決めて、それぞれ中部別線で戦った疋田力、真鍋顕、棚瀬義をまとめて破ってV。渡邉に加えて櫻井丈の援護も見込めるここは仕掛けが早まるか。8月立川でも近藤と渡邉は連係していて、初日特選、決勝ともに近藤がアタマでワンツーだったが今度はどうか。
中村隆生、荒木貴大という強力自力型をそろえる関東勢も優勝者が出せる陣容だ。荒木は11月富山で山本修を利して優勝していて中村の番手なら大チャンスだ。もちろん、稲村成浩、甲斐康昭の地元勢も今回はVしか狙っていない。
伊藤成紀も元気一杯。今期も2回優勝している。丹波孝佑の先行を利す展開か、まくりも健在なので自分でやっても一発いけるだろう。また鈴木涼介も近況良好で大駆けの魅力を秘める。