菅原大の機動力が中心
直前のレインボーカップで特昇の可能性もあるが、出場ならばズバ抜けた競走得点を誇る菅原大也がシリーズの主役だ。今期は7度の優勝を飾っており、出走した開催ではそのほとんどで決勝進出。決勝戦での確定板入りも多く、機動力は即S級で通用するようなレベルだ。菅原とは同県で前期S級の巴直也とタッグを組んで、V戦線をリードする。
戦力そろった関東勢は土屋壮登が軸となる。土屋は今期3Vの実績を持ち、近況は番手戦も器用にこなして白星を量産している。今期昇班してきた小坂丈は、バック回数2ケタを超える積極策を武器に予選突破を続けている。決勝進出はまだ1度のみと準決が壁になっているが、手厚い援護を受けて上位進出、そして決勝でもラインのけん引役を目指す。援軍も西村行貴、宗景祐樹がしっかりとラインを固めて、浮上の機を伺う。
九州勢も戦力としてはそん色なく、八谷誠賢、利根正明の2枚の機動型に長らくS級で活躍した紫原政文が司令塔。積極性を取り戻している利根がラインの先頭を受け持ち主導権取りに出るようならば、福岡コンビでのV争いも。
中四国は有力な機動型が少ないが、2度のV実績を有し、差し脚の鋭さが魅力な伊藤大彦と、11月別府準決勝で厳しい展開から巧みなコース取りで突き抜けていた櫻井太士の両者が間隙を突いて上位進出を目指す。