Vを量産している福永大
ここ5場所で3Vを飾っている福永大智がV候補の筆頭だ。スピードを活かしたまくりが冴え渡っている。同郷同期の中釜章成との前後は流動的だが、どちらが前でも別線には脅威であることに変わりはない。松村友和、椎木尾拓哉ら追い込み型のベテラン勢も控えているので、今シリーズの近畿勢は圧倒的な戦力を誇っている。
菅田壱道、大森慶一の北日本コンビも好勝負が見込める。菅田は9月松阪記念、10月熊本記念in久留米と続けて決勝進出。競輪祭の一次予選1は5着に敗れたが、上がり11秒2で逃げ切った北津留翼をほめるべきか。好位置キープに成功ならまくりで前団を飲み込む場面もありうる。大森は直近4カ月の競走得点は今節トップ。差し脚は切れている。
小原太樹、鈴木裕、近藤保の南関勢は自力型が手薄。位置取りが浮沈の鍵か。