総合力で優る仁藤秀
競走得点95点と他を大きくリードする仁藤秀が今シリーズの優勝候補の筆頭格だ。8場所連続優出し、決勝でも2V、準V4回と抜群の成績を誇る。番手回りも増えているが、決まり手すべてに数字を残しているように、何でもできる強みを生かして常にV争いの一角を担っている。ここは地元の小菅誠を連れて南関勢でのゴール勝負に持ち込もう。その小菅は今期前半の勢いはないものの、地元戦なだけに奮起に期待したい。
対する中近勢の先陣役は中野雄喜。8月大垣はまくりで優勝を手にしており、欠場期間があったものの、11月は3場所すべてで決勝進出と良い状態だ。来期にはS級復帰が決まっているだけに、ここでもV争いを演じて来期に弾みを付けたい。坂上忠克、富永益生の中部コンビが中野を援護から上位進出を目指す。
関東勢は鰐淵圭佑、山崎悟、堀政美と決勝でも結果を残すような追い込み陣が主力。V争いに喰い込むには宮下一歩ら自力型の勝ち上がりが必須となるだろう。
近況は単騎でのレースが多く目立つ高木翔は、ここでも援軍不在。自力の決まり手もなくなり、すっかり追い込み転向が見えてきているが、ここでも好位置確保さえできればタテ脚で上位を脅かすこともありそうだ。