鈴木輝が軸の強力埼京勢
競走得点上位者が多くそろった埼京勢が優勝候補の最右翼だ。11月奈良、西武園と2場所連続完全Vの鈴木輝大は、特別昇級が決まれば欠場の可能性もあるが、出場ならば抜けた存在だ。前期は100点オーバーの競走得点を持ち、来期は初のS級1班に昇級。今期も5度のV実績があり、その実力は文句なくA級トップクラス。野中祐志、安倍大成の埼玉コンビも負けず劣らずで、野中はたび重なる落車で欠場期間があったものの、今期はまくりを中心に3場所連続Vの実績がある。安倍も今期は7連続優出中で、2度の優勝もあり、凄まじいダッシュ力を秘める。この埼京勢が結束するようならば、優勝者が出る可能性は非常に高いだろう。
今期5Vと引けを取らない竹澤浩司は、5度の優勝のうち4回は先行逃げ切り。一方で大きな着が目立つ面もあるものの、その機動力は抜群だ。まだ優勝こそないが、準V3回、決勝3着2回と結果を残している松山桂輔の援護を受けて、中部勢でのワンツー決着もありそうだ。
前期S級を張った栗山俊介は、番手を回ることも増えているが、自力でも結果を残しており、9月松戸MNでは決勝戦で単騎ながらも上がり9秒6の強烈なまくりで優勝を勝ち取った。近畿連係で真田晃とともにチャンスを探る。
鈴木涼介、小笠原昭太の北日本勢や、地元の齋藤友幸はモツれが見込まれるようならば、出番もありそうか。