安定感ある菊池竣が主軸
今期ここまで3度の優勝を手にしている菊池竣太朗はレインボーカップでS級特進を決めている可能性も十分。仮に今シリーズ出走となれば主役の座は譲らない。4年ぶりのA級では格が違った感じで、白星を量産しているに止まらず、着外の少なさも魅力で抜群の安定感を誇っている。ここは南関の援軍は手薄であるものの、器用な選手なので冷静に立ち回って優勝を手にしよう。
近畿勢は北川大五郎、伊藤成紀の大阪コンビが軸となる。北川は11月に当所で優勝を手にしたばかりで、続く同月和歌山でも連続優勝と勢いがある。伊藤もコンスタントに決勝までコマを進めており、決勝でも確定板入りも多い。ともに自力型の両者だが、藤岡徹也、中川繁樹まで勝ち上がってくるようならば、更に戦力も増して総合力で菊池に対抗することもできそうだ。
関東勢も鈴木謙太郎、木村貴宏、渡辺航平、山信田学と点数上位者が多くそろった。鈴木は何でもできる自在戦が魅力だが、9月佐世保での落車により長らく戦線を離脱。状態が万全ならば侮れないだろう。追い込み陣もキレがあるタイプがそろっており、確定板の対象からは外せない。
中部勢はダッシュ力強烈な地元の犬塚貴之に吉田健市。さらに今期4Vとしっかりとチャンスをモノにしている坂上樹大も参戦する。モツれるようならば混戦を突いて浮上してくるだろう。