出口謙がスピードで圧倒
123期のルーキーを中心に実力者が集結するが、出口謙一郎の力が一枚上だ。今期は4度の優勝を誇り、持ち味のダッシュ力を生かしたまくりだけでなく、ラインを連れての先行勝負でも結果を出している。直前12月豊橋での落車で状態面で不安が残るものの、万全であれば優勝に最も近い存在だと言える。出口と中部結束となる有賀高士がしっかりと後位を続く。有賀も今期チャレンジ降班となったものの、9月前橋では完全Vを含めコンスタントに優出を果たしている。
対抗格となるのは斉藤樂。直前のレインボーカップで特班の可能性もあるが、出場ならば出口に迫る存在だ。斉藤はダッシュ型であるものの、決まり手の8割は逃げと先行基本の競走に徹している。優勝2回、準V4回と実績では見劣りはしない。
両者に負けず劣らずのダッシュ力が持ち味なのは鳥海創で、これまでの優勝は1度のみだが、すでに特班した浮島知を破っての優勝でかなり価値のあるものだった。
ルーキーでやり合うようならば近藤雄太の出番もありそうだ。今期まだ優勝を手にできていないものの、ルーキー相手でもそん色ない実力を発揮している。得意のまくりで一撃を決めよう。