野中祐率いる関東勢から
点数上位が多くそろった関東勢がシリーズの中心となってくるだろう。野中祐志は今期より降級となり、5月伊東、8月別府と連続で落車。しかしながら復帰戦の10月富山着で優勝を飾ると、続く同月松戸、11月青森と3連続優勝を手にしている。まくり中心に自力自在の攻めが持ち味の野中だが、ここは土田武志、治田知也と若手機動型もそろっている。更には同県の大矢将大まで後位を固めるとなればかなり強力なラインとなりそうで、関東勢での上位独占も十分に考えられるだろう。
長らくS級でも活躍した西岡正一は、9月向日町MNで優勝を始め、コンスタントに決勝での確定板入りを果たしている。小谷実や岸川哲也といった自在型を目標からどこまで差し脚を伸ばせるかが注目だ。
堀兼壽は9月大垣MNで優勝を飾って以降は欠場が続いている。しかしながら関東の機動型を上回るポテンシャルの持ち主なだけに、状態さえ万全ならば侮れない。決め脚鋭い鈴木伸之は、堀との連係が望めればチャンスもありそうだ。
すっかり自力の決まり手が少なくなってきた高木翔は、北勢の援軍が少なさこそ否めないが、単騎でもしっかりと好位置を確保して上位を脅かすこともありそうだ。