混戦も地元コンビが優勢
シリーズの主役となるのは小倉竜二、島川将貴の地元コンビだろう。今期は小松島記念、富山記念での優出があるものの、落車が響いてリズムを崩していた小倉だが、別府記念で一次予選で白星を手にすると、二次予選も連対を果たして準決勝進出と状態は上向きつつある。島川も11月高知、12月松阪と連続優勝。松阪では完全優勝で力の違いを見せつけていた。この地元コンビは連係も豊富。ワンツー決着を決めて今年を締め括りたい。中四国結束で桑原大志がラインを固めると厚みも増す。
114点台とずば抜けた競走得点を誇る諸橋愛は、寬仁親王牌で目標通り地元G1優出を果たした。ここでは同支部の菊池岳仁が勝ち上がればもちろんだが、東で小松崎大地も目標にできそうで、逆転も十分あるだろう。内藤秀久も9月以降白星から遠ざかっているものの、別府記念で準Vと状態を上げて今節に臨めそうだ。
九州勢は岩谷拓磨、中本匠栄の両者が軸となる。中本は熊本記念で記念初制覇、防府記念でも優出。G戦線を中心に活躍がめざましい。
岡崎智哉、川口聖二の中近勢は、連係でも別線となっても一発は侮れないだろう。