佐々木豪がパワー発揮
佐々木豪率いる中四国勢が最大勢力となる。佐々木は共同通信社杯でビッグ初優出。準決勝ではSS班の新山響を凄まじいまくりで一蹴と強さが際立っていた。その好調具合はF1戦でも結果として現れており、今期はコンスタントに決勝進出を重ねており、3度の優勝、準Vも1回と抜群の成績を残している。ここでは同県で通算400勝を達成した渡部哲男と好連係を決めたい。京王閣G3で3連勝して決勝に勝ち上がり準Vという成績を残し、競輪祭でも一次予選1から3着を3本取り、準決勝までコマを進めた久保田泰弘まで結束するとなれば、中四国勢で上位独占も十分に可能だろう。
九州勢も引けを取らない。北津留翼は競輪祭で地元G1で決勝戦までコマを進めた。スピードあるまくりが魅力ではあるが、勝ち上がりでは最終バックを取る積極策で2度の連対を果たして勝ち進んだ。柳詰正宏、山口敦也は北津留に必死に喰らいついて、続ければ上位進出も。自分のスタイルを貫く野田源一は、競輪祭でも一次予選2で単騎戦ながらもまくり一撃を決めての白星が飾っており魅力十分だ。
成績不振の近況ながら、内藤秀久は今期のスタートは7月小松島記念の優出、F1戦では3度の準VとV争いの最前線で戦ってきた実力者なだけに軽視はできない。鈴木庸之も持病の腰痛により欠場することも多いが、10月弥彦では完全V。11月静岡でも決勝3着と好走をみせており、一撃を決めれば波乱の目も。