自力攻撃冴え渡る松岡篤
実力横一線で狙いは絞りにくいが、最近の動きがいい松岡篤哉に首位期待した。11月小松島は連勝で優参すると、同月大垣G3は1着。残念ながら決勝は外したものの、3勝をあげている。直近4カ月の勝率は5割を上回っていて、磨きがかかった自力攻撃で別線をねじ伏せている。好機に仕掛けて主導権を握り押し切ろう。松岡の後ろは師匠である山口富生の指定席だ。53歳の大ベテランながら溢れる闘志は健在で、位置取り、差し脚ともにしっかりしている。松岡とは11月大垣G3の一次予選でワンツーを決めたばかりで、まくって勝った松岡にきっちり食い下がった。岐阜ワンツーは有力だ。
林大悟、吉本卓仁の地元勢も差はない。決勝では大きな数字が目に付く林ながら、11月高松、同月玉野はいずれも連勝で決勝に乗っていて、調子に問題はない。仕掛けどころを心得ているホームバンクだけに、好スパートを決めての地元Vゲットの場面は考えておきたい。吉本も機動力があるが、林と連係が叶うようなら前を任せよう。林が先手を奪う展開になれば、首位に躍り出ても不思議ではない。
直近4カ月の競走得点トップは隅田洋介。今年は3Vを達成している実力者だが、10月函館、競輪祭と続けて落車のアクシデントに見舞われていて、体調には不安が残る。問題がないようなら、鋭脚を発揮しての単浮上は十分だ。山下一輝が隅田に続き中国ラインを形成する。