底力最上位の吉田拓を信頼
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吉田拓矢
G1戦線で存在感を示している吉田拓矢が優勝候補の一番手だ。オールスターの決勝で暴走失格を喫して以来、実戦から離れているが、12月佐世保記念から復帰する予定。この開催は復帰2場所目になるので、レース勘は取り戻しているはず。当所は6月の記念開催に参戦して着、優参は成らずも3勝をあげている。持ち味である柔軟性を兼ね備えた自力攻撃で優勝をゲットしよう。杉森輝大が吉田とタッグを組む。競輪祭は1次予選で敗退も2連対を果たしている。茨城コンビでの連独占は十分。
窓場千加頼、福永大智の近畿コンビも好勝負が期待できる。今年の窓場は自力攻撃に磨きがかかり、2V含む26勝をあげていて勝率は32%。昨年の18・6%を大きく上回っている。福永はまくりが冴え渡っていて、10月~11月の5場所は3Vの荒稼ぎ。どちらが前で戦っても別線には脅威だ。
直近4カ月の競走得点トップは松谷秀幸。競輪祭着では惜しくも4分の1輪差で決勝を逃がしたものの、3連対の大活躍を演じた。今シリーズは南関の自力型が手薄なので、位置取りが浮沈の鍵となりそうだ。
伊藤颯馬に、松本秀之介、中村圭志の熊本コンビの九州勢も侮れない。23年はビッグヒットこそなかった伊藤だが、競輪祭でも2勝を含む3度の確定板入りを果たすなど九州きっての大砲としての地位を固めた。F1は10月武雄、12月玉野と立て続けに優勝していて、ダッシュ良く仕掛けて強敵を粉砕するかも。弟の秀之慎と兄弟あっせんで気合入る松本も近況は競走得点以上。12月別府記念では1❺着で決勝に乗っている。九州勢の出方は流動的ながら優勝者を出せる陣容だ。