パワー勝る鶴良がリード
優勝候補の筆頭格となるのは鶴良生だ。直近では11月別府、12月久留米で連続優勝を含め今期は4度の優勝を誇る。しかも10月以降は決勝戦でも確定板を外しておらず、安定感は抜群。ここでも間違いなくV争いの中心となってくるだろう。10月武雄、高松で連続Vの実績があり、バック回数2ケタ超える積極策が持ち味の田村大や、11月松阪MNで1・2班戦初Vを果たした地元の甲斐俊祐といった若手機動型との連係も有力で鶴が有利に抜け出しを図る。他にも今期2度の準Vがある高木和仁や、今期3度の優出を果たし調子は上向きつつある関根彰人、まくり一撃の魅力がある上吹越俊一と戦力がかなり充実しており、九州勢はラインを分けての競走も考えられるが、いずれにしても上位独占は十分だ。
この九州勢を打ち破るとすれば、中四国勢となってくるか。滝本泰行は目標がいる競走も増えてきているものの、自力脚は健在。今期は10月玉野での地元Vを含め、決勝戦での確定板入りも多い。高津晃治もまくり脚あるタイプで、直前の12月取手着で優勝と好調気配。滝本が積極策に出るようならば逆転も可能。追い込みに転向し、キレ味ある差し脚が魅力である山本拳也も岡山勢との連係か、同県の藤原浩に任されて自分でやるケースも。その場合は中団キープから直線勝負に持ち込もう。