正月開催に超豪華メンバーが集結
新年開幕を告げる4日制シリーズに、グレード戦レベルの豪華メンバーが集結する。熾烈なV争いは山田庸平が連の軸に最適だ。総合力の高さはここに入っても一番で、23年はビッグレースで3回決勝に進出、優勝は3月松山記念をはじめ3V、グランプリ出場権獲得もあと一歩という好成績だった。持ち味は自在戦だが、ガッツあふれる伊藤旭と同乗なら前を任せるか。いずれにしても鋭脚発揮に期待する。
町田太我の動向からも目が離せない。先行力ならここ最上位で、9月豊橋記念で新山響らを完封して逃げ切りV、競輪祭では先行で2連対を果たした。冬場の重い走路も問題にしないパワーがあり、とにかく出切れさえすれば押し切りも。
底力なら吉田拓矢も引けを取らない。オールスターの決勝で暴走失格を喫し、長期欠場を余儀なくされた。休んでいた間の練習で脚力アップは見込まれるので本領発揮なら単望める。
レース巧者の守澤太志にも魅力を感じる。今年はS班の座を明け渡したが、怪我が響いただけで力そのものは落ちていない。優勝した12月別府記念のようにいざとなればタテ脚も使えるし、好位占めれば勝ち負けに持ち込める。
地元勢も和田真久留、松坂洋平、内藤秀久と戦力充実。番手戦のイメージも定着した和田だが、自力の脚も健在だ。落車の影響は気になるが、正月開催から結果を出して好ダッシュを決めたい。