地元で気合入る北井佑
各地の実力者がそろった豪華シリーズだが、当所ホームの北井佑季が主役を務める。23年は輪界を代表する先行型に成長を遂げ、9月向日町記念ではマークした佐藤慎の追撃も振り切って逃げ切りV。競輪祭では準決にコマを進めた。南関の援軍はやや手薄ながら、成田和也の援護を受けられれば強力ラインができ上がる。まずはいつも通りのスケールの大きな競走で地元ファンの前でのV獲りにまい進する。
ラインの総合力なら平原康多、坂井洋、佐々木悠葵らの関東勢に軍配が上がる。23年は怪我続きの一年で、まだ完調には程遠い平原だが、ここは目標に恵まれた。巻き返しに闘志を燃やす。坂井も佐々木も最近は力強い走りを披露していて、まくりに頼るレースはしていない。関東作戦がハマればラインで上位独占は十分だ。
山田久徳、東口善朋の近畿勢も怖いし、松本貴治や松本秀之介、荒井崇博の九州勢もV候補の一角を占める。