地元は譲れない川崎健
大混戦になりそうな気配の7R制モーニング。狙いは絞りにくいが、地元川崎健次を中心とする。S級終盤には成績も順調に上向きとなる中でのA級戦。目標にする同県の齋藤雄行が強気に攻めればワンツー決着となろう。齋藤は徹底先行で鳴らす選手で、11月向日町で優勝、12月松戸でも完全Vと行きっぷりのいい走りには定評がある。ここも先行力を発揮してV奪取に力を注ぐ。
機動型ぞろいの近畿勢も優勝者を出せる勢力だ。中でも中村一将は降級一発目の年またぎ開催の大垣で早速優勝を飾った。自力も健在で自らの脚で上位に食い込めるが、同県の末廣快理が目標となればさらにチャンスは膨らむ。末廣は安定感を増して今や決勝進出の常連。混戦を突いての一発を狙いたい。田中大我と吉田篤史の奈良コンビも侮れない。田中は12月岸和田MNで完全優勝しており、好スパートをして決着を図る。吉田はS級でも存在感を残した機動型。12月伊東記念で落車をしているが、ケガの影響がなければここは田中の番手から首位を目指そう。
得点上位の大澤雄大と篠田幸希の関東勢も実力差はない。長らくS級にいた差し脚シャープな大澤が、売り出し中の新鋭篠田に続く。篠田は9月に特別昇班をしたが、特班してからも12月高知で完全優勝するなど大ヒットを飛ばしている。見応えのあるV争いになるだろう。