決め脚鋭い今野大が軸
今シリーズの主役は今野大輔だ。前期のS級戦では100点に迫る競走得点を保持していた。8月には岡山に移籍し、その後も9月高知1着での決勝進出を始め、鋭い決め脚をみせていた。ここは11月小倉MNで得意のスピード良いまくりで完全優勝を決めた富武大や、吉岡伸太郎、篠原龍馬とそろった中四国の機動型と連係し、抜け出しを図る。
中部勢も戦力は充実。寬仁親王牌でG1初出場をした重倉高史はS級戦でも勝ち星を挙げていた。前期3Vの実績がある地元の西浦仙哉の両者に、高いマーク力を持つ山田祥明がラインを固める。総合力ならば中四国勢との力差はほとんどなく、V奪取も十分に可能だろう。
島村匠は12月久留米着で22年8月以来の優勝を地元戦で飾った。最近は自在な走りも板に付き、ここも同県の内山拓を連れて福岡コンビでのゴール勝負に持ち込もう。
落車が続き、なかなか波に乗り切れていない吉堂将規だが、11月久留米、12月別府MNと連続優出。12月別府MNではあざやかなまくりを披露しており、一発は侮れないだろう。