実力者そろうも稲川翔だ
恒例となっている岸和田競輪の年またぎ開催に豪華メンバーが集結。ただ、V争いの中心は福永大智、稲川翔の地元コンビに、山田久徳、高久保雄介の京都勢もと人材豊富な近畿勢だ。そろって勝ち上がった場合は地元と京都でラインを二分しそうだが、本命は稲川で不動だろう。10月和歌山、11月小松島、静岡で優勝を重ねるなど目標にする福永は23年を飛躍の年にした。そのダッシュ強烈な仕掛けに乗って鋭脚を伸ばし貫禄を示そう。山田も有力なV候補だ。8月には当所で優勝もしているし、オールスター着、9月向日町記念、10月熊本記念で優参などグレード戦が主戦場の選手。自力自在に何でもできるのが持ち味だが、ここは先行にも意欲を見せる高久保の番手戦だろう。稲川と並ぶ近畿の2枚看板として結果が求められる。
岩本俊介、松谷秀幸の南関勢が近畿勢独走ムードに待ったをかける。競輪祭着をはじめ岩本も高いレベルで成績が安定している。踏み出してからのスピードの切れなら福永や高久保を上回るものがあり、仕掛けのタイミングが適切なら、競輪祭で3連対、直近の12月向日町でVなど差し脚冴える松谷との連独占も十分だろう。
林慶次郎、阿部将大、吉本卓仁、坂本健太郎の九州勢も侮れない勢力だ。しっかりしたラインの競走ができれば一発ありそう。さらに快速誇る河端朋之と坂本修一の岡山勢もと西勢もなかなかの勢力だ。
杉森輝大も乗れている近況で、曲者ぶりを発揮してきそう。前々で自分でやる競走も可能なタテ脚を残すが、理想は朝倉智仁が勝ち上がってきての茨城連係だ。