格重視で柴崎俊を指名

柴崎俊光
脚力伯仲の大混戦。主力の誰が勝っても不思議ないが、格なら柴崎俊光で断然だ。今期は失格2回で降格となったものの、09年後期からS級で活躍してきた選手で、10月京王閣記念では優参も果たしている。上位で通用しそうな中部の機動型は内藤久文くらいだが、他地区にも飛び抜けた機動型もいないので手の打ちようはありそう。前々好位キープからの突き抜けに期待。
自力型では安倍大成が上位の存在だ。前期は2回の優勝があった他、ほぼすべてのレースでV争いに絡んでいた。ラインの援軍がやや手薄なので狙いを下げたが、徹底先行ではなく流れに乗って仕掛けていくタイプなのでそこまでハンデにはならないかも。
ややムラもあるが、先行力の高さでは齋藤雄行だろう。ここも鈴木良太を連れて積極的に主導権を握って勝負していく。11月向日町では仁藤秀のガードを受けて逃げ切り優勝していてその再現も十分考えられる。
A級なら中村一将は常にV候補に挙げられる。大ベテランとなった今でもS級で自力が通用している。A級は過去に走ったときはコンスタントに優勝していたほど。本命にはならなくてもV候補からは絶対に外せない。
前川大輔、山崎将幸のS降り北コンビも忘れてはなるまい。前川はS級でも散発的ながら一発があった。トリッキーな動きも交えた自力自在戦で活路を切り開いていくのでは。
勝部貴博、長松空吾としっかりした機動型がそろう九州勢も見逃せない。完調なら合志正臣が勝機をつかむ可能性も。
中四国勢では今村麟太郎が奮起。