原井博率いる九州勢から
競走得点100点を超える原井博斗がシリーズの主役だ。前期には初めてS級の舞台を経験。S級昇級後は番手を回る機会も増えて、キレ味抜群の差し脚を披露し白星を挙げていた。近況は追い込みにシフトチェンジ気味ではあるが、まくり脚も残しており、目標の有無に関係なく中心となってくるだろう。原井同様に前期は初のS級だった田中洋輔は、白星を挙げることはできなかったものの、コンスタントに確定板入りを見せていた。曽我圭佑、本郷雄三の機動力ある熊本コンビまで加われば九州勢は万全の布陣で挑めそうだ。
ムラ脚ながら、渋谷海は8月小倉MNでの優勝を始め、前期には決勝進出も増えていた。決まり手すべてに数字を残している吉岡伸太郎は、11月福井1着で復帰後初優出と状態は徐々に上向いていそう。積極型の渋谷後位を回れるようならばV奪取までありそうだ。
島野浩司、富永益生の愛知ベテランマーカー陣は、中近結束で石塚慶一郎に前を任せるか。石塚は11月松阪、12月和歌山と2場所連続で連勝で決勝戦までコマを進めており、得意のまくり一発がここでもさく裂するか。