安彦統が率いる埼京ライン
シリーズの中心となるのは関東勢だ。安彦統賀は23年前期にるきーチャンピオン戦を含み4V、後期は優勝こそなかったものの、準V4回と変わらず常にV候補の一角を担っていた。安彦と同県の大澤雄大は長らくS級を務めていた実力者で、1着こそ少ないがコンスタントに確定板入りをみせていた。この埼玉コンビにまくり兼備でタテ脚のある内田玄希も加勢して強力本線を形成。さらに関東にはバック回数2ケタを超える積極性の持ち主である滝本幸正まで控える。
吉武信太朗は前期の終盤には敗者戦ながらも連対が目立っており、降級となった今期も持ち味の機動力を発揮できそう。地元の近藤誠二も吉武にしっかりと続けば逆転も十分。長らくS級で活躍した三登誉哲は10月大宮での落車の影響が長引いており、どこまで状態を戻せているかがカギとなりそうだ。
前期の序盤は調子を崩していたものの、金野俊秋は9月当所で完全優勝。その後も2度の優勝があり、復調のきっかけをここでつかんでいた。好相性走路での再びの好走をみせたい。降級組の副島和人も11月川崎で勝ち星を挙げており状態は上向きか。金野との連係し南関ワンツーを目指す。