実績上位の才迫開から
競走得点で100点を超える才迫開が今シリーズの主役だ。今期は10年ぶりにA級降級となったものの、過去にはG1出場や、G3制覇の経験もある実力者。前期にはF1戦で2度の決勝進出。大垣G3では予選を2連勝で準決勝までコマを進めていた。まくり中心のタテ勝負でも通用しそうではあるが、同県の村上竜馬を目標とできれば更に首位は盤石なものとなるだろう。前期はS級を張った篠原龍馬、野本翔太の高知コンビは、広島勢と連係でも別線でも力の違いを見せつけての一発は十分。
九州勢は、梅崎隆介、坂田康季、長松空吾とフレッシュな機動型が多く顔をそろえた。梅崎は11月福井3着で1・2班戦で初Vを成し遂げており、決勝進出の常連。坂田も予選では安定して連対を果たしており、12月岸和田MNでは準V。長松もデビューから9連勝でチャレンジ戦を卒業した逸材で、昇班後は苦戦が続いていたが、徐々に決勝進出も増えてきている。自力型同士で好連係をできるようならば、一気にV候補に躍り出るだろう。
前期には寬仁親王牌でG1初出場を果たした重倉高史と、S級では苦戦が続いていたが、直近では2勝を挙げていた吉川起也の富山コンビも展開次第では浮上の目もありそう。
手薄な近畿勢ではあるが、吉堂将規はまくりの切れ味が抜群で、単騎でも侮れない。