混戦も城戸俊が有力
格上の機動力を誇る城戸俊潔が中四国勢の主力だ。積極的に攻めのレースで23年はS級で活躍。予選突破が多かった。12月立川で落車をしているのは不安材料にはなるが、ケガの影響がなければ本領発揮してV有力だろう。同県の山崎泰己が番手で援護し、ワンツーの期待も高まる。ベテランマーカーの小川圭二も地元戦だけに勝ち上がった場合、岡山勢と連係して連浮上がありそう。
一丸尚伍と好永晃の九州勢も怖い。果敢に先行して成績も申し分ない一丸は、11月当所で完全優勝を飾っている。ここも主導権を奪ってのV奪取は十分。好永も一丸の後ろをしっかりと巧追から抜け出しがありそう。
金子哲大と安部達也の埼玉コンビも実力差はほとんどない。金子は決勝の常連で、11月伊東で優勝したあたりから調子も上がっている。前回のレースから1カ月空いているので、万全に仕上げてきていれば一撃が炸裂するだろう。差し脚鋭い安部を連れてVを狙う。
菅原裕太は南関の援軍が手薄だが、三浦雄大や房州輝也の北勢とタッグが組めれば強力なラインができる。V争いの台風の目となりそうだ。