菊池竣率いる南関勢が中心
優勝候補の筆頭格となるのは菊池竣太朗だ。前期は3度の優勝を含めて決勝進出を外さぬ安定感溢れる走りを披露していた。レインボーカップでは4着で特別昇級はならなかったものの、持ち味の何でも器用にこなす自力自在戦で、常にV争いの中心として活躍。ここでも主役となるだろう。奥原亨や、バック回数2ケタを超える積極型である添田龍児の神奈川コンビとの連係が望めれば、更に有利に立ち回れるだろう。
菊池と同期の門田凌は失格が重なって今期は降級。前期には落車でのケガが長引いたこともあり、まだ復調とまではいかないものの、11月久留米では番手を捌いて差し切る器用さを見せた。6年ぶりのA級戦になるが、これまでの実績を考えればV奪取も十分。藤原浩、守谷陽介がしっかりと中四国ラインを固める。
高橋成英、山口智弘の愛知コンビにもチャンスはある。高橋は8月小田原で3日間最終バックを取る走りで完全V。優出もこれまでと比べてかなり増えた。山口も自慢のタテ脚を生かして前期には決勝での確定板入りも多く、12月松阪着は決勝で番手絶好の展開をモノにしての優勝を手にしたばかりだ。
地元の高木和仁だが、ここではジカで目標にできそうな有力機動型は不在。しかしながら11月福井、12月取手と連続での決勝進出と状態上向きだし、取手の初日特選では単騎で前々に攻めて好位置を確保から2着まで差し脚を伸ばしていた。侮れない存在だ。