黒瀬浩に乗る今野大
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今野大輔
あまり自力は出さなくなった今野大輔だが、前期のS級戦では同格戦で好走していて、直近4カ月の競走得点は100点台に乗せていた。ここは有望新人の黒瀬浩太郎との連係が叶いそうなだけに、絶好のVチャンスとみて中心視した。その黒瀬は第123期生在所成績第2位の好素材。まだ1・2班戦は2場所しか走っておらず、優勝には手が届いていないものの、スピードはこのクラスでも十分に通用する。好スパートを決めての初Vは大いにありそうだ。
九州勢も戦力は整っている。山本浩成、一丸尚伍と2枚の自力型を擁しているし、援護役には長らくS級で活躍した上吹越直樹が控えている。地元の山本は、決勝では大きな数字が目に付くものの、11月小松島、12月玉野はいずれも連勝で決勝に乗っていて、調子に問題はない。そろそろ決勝でも結果を出したい。一丸は11月小松島で1・2班戦の初Vを3連勝で達成している。決勝は山本と同乗していて前を任せていたが、ここは山本の地元戦なので、一丸が前で戦う可能性もありそう。九州勢がレースを掌握すれば連独占も。
前期はS級を張っていた吉武信太朗、栗田貴徳の愛媛コンビも軽視は禁物だ。特に栗田は11月四日市記念で決勝に乗る大ヒットを飛ばした実績が光る。