小岩大の地元Vに期待
新年一発目の今シリーズは、地元の小岩大介が中心となりそうだ。小岩は前期のF1戦では決勝を外すことなく、持ち味の差し脚を発揮して決勝戦での確定板入りも多かった。またホームバンクの当所は8月に大川剛の番手を主張し、激しいジカ競りを競り勝っての準V、9月にはライン3番手から突き抜けての優勝がある。12月の記念開催でも1着こそなかったが、3度の連対で大会盛り上げており、ここもV争いで主役を演じる。小岩が目標にしそうな伊藤颯馬はG1戦線でも白星を挙げており、前期にはF1戦で2度のV実績を誇る。12月佐世保記念でも九州勢の先陣役として一次予選からライン上位独占に持ち込んで、決勝戦まで勝ち上がっていた。この両者でのワンツー決着が有力だ。
層の厚さなら四国勢か。夏場の勢いからは落ちるものの、久米康平は近況でも多く白星をマークしており、12月伊東記念では準決勝進出。同県の山形一気は優出が増えてきており、鋭い差し脚が目立っている。福島武士や、柏野智典、池田良と中四国にはマーク巧者がそろっているだけに、好連係を決めてのV奪取も十分だ。
岡本総、西村光太の中部コンビは、昇級組の神田龍や小西晴己が勝ち上がればチャンスも広がりそうだが、ともにまくり兼備のタテ脚を秘めている。特に岡本は12月大垣で緩んだ隙を見逃さずに3日間最終バックを取る競走を披露。ここでも目標不在ならタテ勝負に出るか。神田紘輔は佐世保記念での落車の影響がなければ混戦を突くだけの脚はある。