保田浩がスピードで圧倒
今シリーズの優勝候補筆頭格となるのは保田浩輔だ。養成所時代にはゴールデンキャップを獲得している逸材で、12月奈良では特班を逃してしまったものの、本格デビュー後6度の優勝、準V5回とその実績は断トツだ。当所に関してもこれまで6戦5勝で優勝、準優勝が1回ずつと好相性。ここではスピードの違いを見せつけて優勝を手にしたい。降班組の在本直樹は前期には予選でも白星のあるタテ型だが、同県の保田を目標から好勝負に持ち込みたい。
鳥海創はこれまで優勝は1度のみながら、準V5回と常にV争いの一角を担っている。鋭いダッシュが持ち味だが、S取りからの突っ張り先行を披露する場面が多く、内容にもこだわったレーススタイルが見られる。決勝で勝ちに徹するようならば、保田相手でも逆転の目はありそうだ。
枝村弘樹も前期には2Vのある実力者で、直近ではコンスタントに優出を決めている。得意のまくりはかなり強力。保田と鳥海が激しくやり合うようならば、出番も出てくるだろう。
8月豊橋での誘導員早期追い抜きでのペナルティにより4か月に渡る欠場を余儀なくされた岡部伶音だが、復帰後は連続で決勝までコマを進めている。本格デビュー初戦の7月函館MNでは強烈なまくりで優勝を飾っており、ここでも一発は侮れない存在だ。