平原康が不動の軸
F1戦とは思えない豪華メンバーで狙いも絞りにくいが、やはり実績No1の平原康多を主役に推したい。S級S班を10年間守り続けて来た平原はグレードレースが主戦場だった。最近の動きはやや物足りない平原だがここは全日本選抜後のF1戦。これまで大一番に向けて試行錯誤してる事あって長らく優勝に手が届いていないので、格の違いを見せ是非ともモノにしたいところだ。関東の先陣を切る吉田有希は11月別府で❶着と優勝を果たしている。最近は重量感あるまくりで勝負するレースも増えたが、平原が付けば先行基本の組み立ててでラインでの上位独占を図ろう。
先行力が一段とアップしてきている取鳥雄吾が率いる中四国勢も遜色ない。取鳥は12月地元玉野で❶着で優勝を飾り、その後も好走が続いている。先行しても結果を残す粘り強さがあって、近況の動きもいい。久保田泰弘と田尾駿介の強力な援軍も従えての申し分ないラインだ。両者ともに取鳥が主導権ならまずは仕事に専念し、チャンスが巡ってくれば後位から差し切りを狙う。
岩谷拓磨と山口敦也の九州勢も黙ってはいない。F1戦では逃げても1着が多く好調ムードの岩谷もV争いに加わってくるか。山口は岩谷次第で連浮上する場面があっても不思議ではない。
豪快な先行策が売りの根田空史も得意の冬場だけに大暴れしそう。自分の形に持っていって勝負できれば、動きも良化しているので優勝をさらう一幕もありそうだ。阿部力也と新山将史は北の機動型が手薄なため、東連係で根田の後位を追走する可能性が高い。そうなれば強力なラインとなるだろう。