混戦も総合力で西田優
123期のハイレベルなV争いになりそうであるが、シリーズの主役には西田優大を推す。23年には特別昇班に2度リーチを掛けた逸材で、レインボーカップにも出場と本格デビュー後の実績は最上位。近況は予選で勝利を手にできていないものの、しっかりと決勝進出は果たしている。また当所は11月に完全優勝を決めた走路で再度の優勝に期待が掛かる。
長身レーサーの吉田晏生、小榑佑弥の関東コンビもそん色はない。吉田は持ち味の地脚を生かしたロングスパートでデビューから5度のV実績があるし、小榑も得意のまくり中心のレーススタイルで今年すでに2Vとルーキー相手でも互角の勝負をみせている。この関東勢の連係が望めるならば、V奪取も十分だ。
学生時代は中距離種目で活躍していた枝村弘樹は、近況は連続優出中と勝ち上がりは逃さぬ安定感のある走りをしている。デビューから優勝2回と優勝回数では劣るものの、まくり脚は強烈で、ここでも一発はありそう。
優勝は1度のみながらもコンスタントに優出し、決勝でも好勝負を見せている鳥海創は、非凡なダッシュ力の持ち主。今は先行主体の競走に徹しているが、そのタテ攻撃は軽視できないだろう。