格上山本勝が制する
山本勝利が格上の機動力でⅤ最有力だ。思い切った先行策でS級戦でも番手の選手まで連れ込むペース駆けはバツグンだった。12月佐世保記念から病気欠場が続いているのが心配材料だが、体調が万全な状態ならば、後位を固めるであろう地元の台和紀や木村貴宏と連独占の可能性が高い。
犬塚貴之、山田裕哉、坂上忠克の中部勢が相手になりそう。犬塚は11月と12月ゴール後落車が続いたが、復帰戦の1月四日市では着のまずまずの成績だった。今シリーズでさらに復調していれば、ダッシュを生かした積極策で勝負強さ発揮も見込めそう。山田と坂上が犬塚を巧くサポートしながら抜け出しを図る。
北の援軍は手薄でも、猪狩祐樹もまとめて強敵を倒せる実力者。降格した23年後期には3回優勝し、今年初戦の1月岸和田も緒方将と好勝負を演じて準Ⅴと調子は申し分ない。重量感あるまくりで襲い掛かる。
添田龍児、深瀬泰我の機動型に、成清貴之、三住博昭が続く南関勢も軽視できない。添田も深瀬も準決が壁の近況だが、うまくレースの流れに乗って仕掛けられると一発が怖い選手だ。