地元黒沢征を指名
V候補の筆頭格は、12月久留米で1❶着と優勝を果たした地元の黒沢征治だ。久留米の決勝は町田太が先行し、黒沢が目標にした吉田有は不発の展開だったが、後方から巻き返す寺崎浩に合わせてまくりに転じて町田を逆転とタテ脚だけでなく冷静な判断力も光る一戦だった。相手もそろっているが、地元シリーズでは負けられない。より一層奮起してV獲りに邁進する。横山尚則が黒沢の番手。F1戦は決勝常連で鋭脚光る横山だけに援護役だけには止まらない。差し切り逆転にも要一考。
野口裕史と佐藤龍二の南関勢が手強い勢力となりそう。野口は21年の当所記念を制していて西武園の相性が良いイメージがある。徹底先行のスタイルを崩さない野口がレースの主導権を握り、別線を完封する場面もありそうだ。
佐藤一伸と内藤宣彦の北勢も侮れない。佐藤はタテヨコ器用な選手で、モツれる展開では出番。佐藤が脚を溜めての一撃を放てば内藤もしっかり続いてゴール前で伸びてきそう。
中井太祐は1月四日市で3❶着と福永大の番手からVを勝ち取った。目標がいない場合も自力があるので、好機にまくり上げ勝負強さを発揮するか。
松岡篤哉と笠松信幸の中部勢も魅力を感じる。松岡は一時ほどの勢いはないにしても安定して1着を取れる選手。仕掛けどころが適切なら、笠松を連れ込み連独占も。