勢いに乗る島川将が主役
抜群の機動力を誇る島川将貴が主役の座を譲らない。昨年の島川はビッグレースで結果を出せなかったが、F1戦で怒涛のVラッシュ。優勝9回は眞杉匠と並ぶトップの数字だった。仕掛けはそこまで早くなくても踏み出してからの加速は強烈そのもので、ここも別線を力ずくでねじ伏せてしまおう。同県の清水一幸や西連係で坂本健太郎が島川を追って上位独占を目指す。
対するは南関勢で、結束すればかなり強力な勢力となる。軸は同門の格清洋の番手を回って1月松戸を制した大石剣士。近況から本来の自力でVを狙えるし、川越勇星、嶋津拓弥の地元勢と組んでの南関作戦もあるかも。腰痛で2カ月休んだ川越だが、復帰戦の1月平記念を見る限り十分に戦える状態だった。器用な川越なら自力に限らず番手戦でも力を発揮できそう。どうあれ3者の動向からは目が離せない。
先行意欲高い橋本壮史や寺沼拓摩と力を付けてきた機動型を擁する関東勢も侮れない。司令塔役となる朝倉佳弘は連対を増やしている近況だし、ここも前の頑張り次第で浮上は十分。