混戦模様も峯口司が中心
実力あるルーキーが数多くそろったことで混戦模様の今シリーズだが、峯口司が主役となる。これまでに4度のV実績があり、前期には特別昇班に王手を掛ける8連勝や、レインボーカップにも出場を果たした。持ち味の地脚を活かしたまくり一撃はかなりのものであり、V争いをリードしてくるだろう。降班組の井上将志、中園朋亨の援護も望めそうで、峯口の仕掛け次第では九州勢での上位独占も十分可能だ。
身長191㎝の長身レーサーの吉田晏生も優勝回数では峯口と引けを取らない。地脚脚質を活かすべく先行主体の競走を心掛けており、最終バックを取る積極策が増えてきている。豪快な逃走劇でV奪取を狙いたい。
タイトルホルダーの父を持つ2世レーサーの岡部伶音は、本格デビュー初戦の7月函館で豪快なまくりを決めての優勝があるものの、誘導員早期追い抜きによるペナルティで長らく戦線を離脱していた。復帰後まだ優勝はないが、かなりの潜在能力の持ち主であり侮れないだろう。
適性組のなかで在所最上位であった山田駿斗は、デビュー後は2度のVがあり、適性出身ということを感じさせない走りでコンスタントに優出を決めている。これまでの優勝2回はどちらも好回転のまくりで勝ち取ったものであり、モツれるようならば出番も。