埼玉コンビがV争いをリード
7R制モーニングは片折亮太と桑名僚也の埼玉コンビがV争いをリードしよう。片折は降級後1発目の1月大垣で❶着で優勝しており、好スタートを切った。その後の2場所でも着外はなく誰よりも連の軸として信頼がおける。前々に攻めて積極性も健在なだけに、桑名との連係でも前回りを買って出てV有力か。S級経験を経て自力自在戦が板に付いた桑名は、片折をサポートしながら差し切りを図るか。また、新鋭の牧田悠生が勝ち上がってくるようだと、埼玉コンビに流れがさらに向きそう。
甲斐俊祐と古川貴之の九州勢にも魅力を感じる。売り出し中の甲斐の先行力は点数以上のモノがあるし、着外もかなり少ない。11月松坂MNで完全Vを果たしていて、ここも先導役を務めて別線を沈黙させることも。古川は2月玉野で目標を最後まで援護しながら直線鋭く抜け出してV。動きは軽快だっただけに、ここも怖い存在となりそう。
南関勢も軽視できない面子だ。相手によってまくりと先行をうまく使い分けてくる田頭寛之に、しっかりとしたガード役として長田祐弥と稲葉一真が後位を固める。緩んだタイミングを見逃がさず田頭の一撃が決まれば、地元の長田の抜け出しは十分。
栗田貴徳と野村典嗣の愛媛コンビは師弟という関係。どちらが前でやるかも流動的だし、他地区の選手と即席ラインを組むかも含めて出方が注目される。
北の目標が手薄な佐藤雅彦だが、123期の斉藤樂が勝ち上がってくれば、上位独占のチャンスも大いに出てくるだろう。