混戦でも佐々木眞が主力
全日本選抜直後の開催のためトップクラスは少なく、実力が横一線だが佐々木眞也を主力に推したい。1月岐阜では2➁❶着でV。決勝は松井宏の番手から別線を出させないように車間を空けサポートして、ゴール前で松井を交わしてS級初優勝を成し遂げたばかり。自力ではなかったが、S級トップを破り新年好スタートを切った。今シリーズは同県の堀内俊介が味方につくが、攻め口多彩な佐々木なら与えられた役割を果たして混戦を制すだろう。さらに南関には地元の新田康仁もいてラインで上位独占も可能だ。
11月平で完全Vを果たした橋本瑠偉が率いる関東勢もV奪取を目論む。橋本は平の決勝で後方をぶっちぎる先行を見せ、機動力が冴え渡った。差し脚切れる芦澤大輔も橋本の仕掛けに乗っての強襲劇がありそうで逆転Vは有望だ。
久田裕也と坂本修一の中四国勢も黙ってはいない。売り出し中の久田は23年1月に特別昇級した後も、先行とまくりを使い分け連絡みを多く残している。坂本が久田をうまく援護しながら別線を脅かすことも。
伏見俊昭と五日市誠は北の機動型が手薄で位置取り次第となるか。
F1戦は決勝常連の吉本卓仁は単騎でも自ら動けるのでハマった時の一発が魅力だ。