波に乗る塩崎隼に期待
機動力を重視して塩崎隼秀を本命視する。やや安定感に欠ける面があったものの、ここにきて121期ナンバーワンの素質がいよいよ開花してきた。今年に入って小松島MN、1月久留米を連続優勝と勢いは増すばかり。小松島の決勝は別線を出させない逃げ切り、久留米の決勝は自ら動いて中団を確保からのまくりで圧勝とレース内容も申し分なく、ラインの援軍手薄なハンデもモノともしない豪快な一撃で決着を付けよう。
地元の菅原裕太にとっても譲れない一戦だ。以前ほど動くイメージはなくなったが、S級でも一発あった格上の存在だ。1月宇都宮で準V、岸和田では番手飛び付き策からV奪取と結果を出しており、ここも経験値を生かした自力自在戦で、マークの伊豆田浩人らと上位独占を果たすかも。
層の厚さなら関東勢だ。幸田望夢、吉田裕全、高橋昇平とV候補に挙げられる実力者がそろっている。先導役は幸田。1月伊東では番手まくりながら別線の反撃を合わせ切ってV、宇都宮の決勝も菅原、照井拓を相手に先行で勝負して同期の土田栄のVに貢献していた。ここも先制十分で、ともに差し脚が冴えている吉田、高橋の埼玉コンビに絶好の勝機が巡る可能性も高い。
上吹越直樹、中村健志の九州勢も、売り出し中の福田要が決勝に乗ってくるか、西連係で塩崎の後位を回れるようならチャンス。