台和の差し脚に期待
実力が横一線の混戦模様でどのラインが本線になってもおかしくないが、競走得点最上位の台和紀のVが最有力だろう。22年6月にS級2班に特別昇級してから昨年後期までS級で活躍して来た。ヨコにも強い台なら長谷川飛向をうまくサポートし、直線で鋭い差し脚を伸ばす。長谷川は12月京王閣で1・2班戦初Vを飾り、続く同月向日町MNも連覇と売り出し中。今のデキなら積極的に飛び出してラインで上位独占に導くことは十分だろう。
高橋成英と山口智弘の愛知コンビにも注目したい。高橋は1月岸和田を❷着。優勝は逃したものの、果敢に先行しての2着はまだまだ勢いは止まっていないと証明するものだった。番手を回る山口は12月松阪で❶着で優勝をしており、高橋の仕掛け次第で好勝負が見込める。
岸川哲也、藤木裕、四宮哲郎の近畿勢も軽視できない。岸川はムラ脚ではあるが決勝にも散発ながら乗っている。藤木は1月松阪MNのゴール後落車が心配材料だが、怪我から完調で戻ってくれば岸川次第で藤木と四宮にもチャンスが到来する。
水書義弘と須藤誠の千葉コンビはラインの目標が手薄なため動向が注目される。一方で、北の援軍が不在な相笠翔太は千葉コンビと東連係があれば積極策も考えられそう。