磯川勝が押し切り図る
A級戦では積極的にバック回数を増やしてきている磯川勝裕に期待したい。23年後期のS級では落車が続き苦戦をしていたが、今期は果敢に先行力を発揮して復調の兆しが見えている。ここも磯川はレースの主導権を譲らず押し切りを狙う。後位を固めるのはベテランマーカーの山信田学と小峰烈だ。山信田は1月小田原で❶着で優勝を果たしている。好援護から鋭脚を伸ばす場面も。
23年後期のS級は精彩を欠いていた小松原正登だが、A級戦では巻き返そう。1月伊東では2日目以降を途中欠場しているものの、今開催には気配一変の余地はある。菱田浩二、佐藤成人らは小松原の仕掛け次第で浮上も十分。
金田涼馬と丸山啓一の南関勢も侮れない。金田は11月に落車したが、1月大垣の復帰戦ではまずまずの動きだった。さらに状態が上向けば、持ち味の積極策に出そうで、丸山に勝機が訪れるかも。
中部では目標手薄な竹田和幸の立ち回りにも注目だ。自分でやるか、勝ち上がり次第で近畿との連係も考えられそうで、位置取りが浮沈の鍵を握る。