才迫開の起動力を信頼
上位クラスの自力型がそろい熾烈なV争いになりそうな気配が漂う。今シリーズの主役を担うのはS級実績が豊富な才迫開だ。若手機動型がいて前を任せるケースも増えてきたが、後方で脚を溜めて放つまくりはまだまだ威力満点。ここも狙い澄ました一撃で決着を付けよう。山崎泰己は才迫をしっかりサポートしラインでワンツーを目指す。
田中大我、小笹隼人の奈良コンビも侮れないだろう。田中は12月岸和田MNで完全Vを果たし、着々と力をつけて来ている。ダッシュを生かした自力攻撃で別線を粉砕できるか。小笹は前でも後ろでも与えられたポジションで何でもやってのけるが、ここは田中に前を任せ自力兼備の差し脚で逆転も一考。
犬塚貴之、山田裕哉、伊藤勝太の中部勢も結束して対抗していく。犬塚は準決勝敗退が目立つが力量的に好機に仕掛けてスピードに乗れば一発はありそうだ。山田と伊藤は犬塚の後位を固めて抜け出すタイミングを図る。
それぞれ別でやる可能性も高いが、松本秀之慎と坂田康季の九州両者も軽視できない。松本は12月に2Vを飾るヒットを飛ばした。単騎ならまくりに構えてチャンスをつかみにいく。粘り強い先行で売り出す坂田もラインがしっかりすれば出番がありそうだが…。