波に乗る新鋭・棚瀬義
昨年8月に特昇してからすでに1・2班戦で4Vを果たし、実力をアピールしてる新鋭・棚瀬義大に白羽の矢を立てたい。3月松山でのルーキーチャンピオン戦では上越勢ペースのレースになって、単騎の不利を跳ね返せず5着に終わった。本来のカカったときのスピードはS級実績があるようなメンバーをも飲み込む力があり、そのうっ憤は優勝回数を伸ばすことで晴らす。マーク巧者の西村豊なら、棚瀬の仕掛けに集中力高く続いてラインワンツーを決められそうだ。
長谷川飛向と内田玄希の東京コンビも負けていない。長谷川は12月地元京王閣MN、向日町MNを連続優勝。今年に入ってからはVがないが、2月大垣MN1❷着の決勝はジャン発進で土田武と連独占を果たしていて引き続き軽快な動きを見せている。長谷川の仕掛け次第では内田が鋭脚を伸ばす。
関東では、宮下一歩と城幸弘の甲信勢も軽視はできない。どんな相手でも徹底先行を貫く宮下。城が後位ならここも信頼して積極的に仕掛けよう。両者で上位進出も十分にある。
11月の落車でややリズムを乱した原大智だが、2月西武園MN1❻着と盛り返してきた。ただ、ここは援軍が手薄な不利をどう克服していくか。
調子上向きな加藤健一と春日勇人の南関コンビにも警戒。白上翔、肥後尚己の近畿勢は先導役が不在なら中部勢につくことも考えられそう。