混戦だが内山雅に期待
若手鼓動型が激突するシリーズ。V争いは混とんとしているが、内山雅貴を本命に推したい。今期の内山は1月宇都宮で❶着、名古屋は❶着、前々から巧みな捌きで好位を奪い取って優勝を果たした。ここも流れに応じた総力戦で接戦にピリオドを打つ。続く副島和人もまくり兼備の差し脚で内山に迫ろう。
同じくVラッシュの室井蓮太朗と野本翔太の四国勢も好勝負が見込まれる。室井は1月平塚と久留米で連続完全優勝してS級特進に挑んだ実績がある。スムーズな加速で別線を一蹴する場面が多く中心視してもいい。野本も室井に乗って絶好の勝機に恵まれるか。
中川聖大と佐藤健太の福岡コンビもV争いに加わってくる。中川は12月豊橋MN1➁❶着、2月小倉MNと大垣MNは完全Vを果たしたので、2月28日からの奈良で特進する可能性があり、本命にはしなかったが出走なら人気を集めるだろう。ともに番手を回って優勝だったが、小倉MNの決勝は前で駆けた堀川敬と呼吸が合わず吉武信に番手を奪われるも、BSで立て直してのまくりで見事にリカバリーした。勢いなら同期の室井にも負けていない。佐藤も1月佐世保MNで優勝し好調なので、中川の仕掛け次第で連浮上も。
野中祐志、吉田裕全の地元コンビに、城幸弘の関東勢も力が入りそう。23年後期は3Vをマークと波に乗ってきた野中がラインの先陣を切る。差し脚切れる吉田と城も含めて怖い勢力だ。
徹底先行の昼田達哉も121期対決に闘志を燃やてくるだろう。長く踏める脚力は魅力を秘め、ノーマークで駆けられれば波乱を呼ぶかも。