浮島知、須藤直の師弟連係
各地区に若手機動型がそろい混戦模様だが、123期の浮島知稀に期待したい。昨年9月に特昇してから12月平、2月小松島、別府と3Vを果たしレース内容もいい。2月西武園決勝もは打鐘と同時に駆け出し、番手だった地元の藤田周に優勝をもたらし貢献をした。今節も行きっぷりのいい先行力で別線を沈黙させよう。その西武園の準決では師匠の須藤直道との連係も実現した。結果は赤板1コーナーから先制して押し切った浮島に対して、須藤はゴール前の詰めを欠いて悔しい3着に終わった。再び番手を回る機会が訪れれば、今度こそワンツーを決めたい。江連和洋も群馬師弟コンビに続いてラインで上位独占を狙う。
関東には 植原琢也と渡辺航平の埼京コンビも控える。降級の今期はやや波に乗り切れてない感がある植原だが、2月取手の決勝ではカマシを決めて小玉勇とワンツー。別線の動向を見極めて一気にスパートすれば一発ある。
五十嵐綾、三浦雄大ら北勢を重視する手もある。五十嵐は12月川崎MNで完全優勝し、昨年は8Vを飾っている。器用に立ち回りコース取りも巧いので、まくり勝負が目立つものの、川崎の決勝は岸田剛らをゴール前で捕らえている。掛かってしまえば別線をまとめて一蹴も。3月向日町で連日連係した三浦がハコ。準決では五十嵐の逃げを三浦が差してワンツーしており、すんなりの展開なら三浦の差し脚が決まる場面も。
荒川仁、本多哲也、中井達郎の南関勢は総合力で対抗する。まだ安定感には欠ける荒川ながら、12月取手1❶着で優勝している。スプリントで培ってきたダッシュ、スピードを発揮できれば波乱を呼ぶ。その場合には自力でVを狙える同県の本多に絶好の勝機到来となるか。