堀越翔の機動力がリード
ルーキーの参戦が少なくV争いは混戦ムードが漂うものの、堀越翔己がリードする。堀越は10月武雄で初優勝を飾ると、今期初戦の1月久留米2着。決勝では同県で既に特班を決めて1・2班戦でも優勝を果たした梶原海の後位から抜け出して、勝ち上がった5名での同期対決を制した。近況は3場所連続で準決勝敗退が続いているものの、実績では最上位だ。持ち味の地脚を生かした機動力で、しっかりとこのチャンスをモノにする。降班組の船倉卓郎も今期は準決が壁となっているが、予選では確定板入りを外していない。好目標を得て順当に勝ち上がれば、逆転も一考。
この堀越率いる九州勢に一矢報いるならば、野見泰要、友永龍介の中国勢だ。野見は今期初戦の1月小松島では予選、準決と山元大、岡本翔と123期を立て続けに破って決勝進出。追加・補充も断らずに受けまくっており、2月には当所にも補充参戦し、逃げ切りでの勝利もある。今期すでに2ケタの勝利数を挙げており、ここでも一発は十分か。友永も落車明けとなった1月松阪MN、同月玉野と連続で決勝3着の実績がある。
1月取手で準決で白星を飾って優出した前島恭平もこのメンバーならば侮れない存在だ。持ち味の積極性を生かした逃走劇には警戒したい。