総合力で優る山田庸が中心
今シリーズの主役は唯一競走得点110点を超える山田庸平だ。近年G戦線での活躍が目立つ山田は昨年末の広島記念で完全優勝。また年始の1月立川でも完全優勝、続く平記念でも
決勝3着であったものの、九州4車勝ち上がった決勝では別線を選択し、しっかりと自力勝負でインパクトを残した。全日本選抜では途中欠場し直前の奈良記念も欠場と状態面が心配されるが、ここではその機動力は一枚上の存在。今シリーズで好結果を残して、次走の地元G3に弾みを付けたい。西九州連係となる阪本和也は、山田に必死に喰い下がって上位進出といきたい。
対する近畿勢の軸は神田紘輔。平記念では準決で古性優を差し切っての白星を挙げて優出を果たした。ここでは石塚輪太郎、畑段嵐士の105期コンビと結束してV奪取を狙いたい。
久田裕也、湊聖二の徳島コンビにも食指が動く。久田は2月伊東でS級初優勝を飾っており、近況はG戦線でも積極果敢な競走が目を引く。湊も今期はF1戦は連続優出中で、記念でも準決までコマを進めており状態は上向きだ。久田を好操縦できれば徳島ワンツーも。
吉田敏洋、柴崎淳の中部ベテラン勢は、村田祐樹らイキのいい若手が勝ち上がってくるようならばチャンスも出てくるか。