小松原正が開幕戦の主役
機動型の実力が拮抗して混戦模様だが、地元の小松原正登を主役に推したい。小松原は23年後期S級では苦戦をしていたが、2月向日町は❶着で優勝を果たすなど、A級戦では持ち味全開。ここ2場所は確定板を外していない。地元の今年開幕戦となれば更に気合も入る。狙い澄ましての一撃が炸裂しそう。吉堂将規と一ノ瀬貴将が小松原を盛り立てる。吉堂も自力でVを狙える選手だが、ここは小松原を立てたレースとなりそう。ただ、一ノ瀬にしてもいざとなればタテ脚兼備の選手だし、小松原がゴール前での粘りを欠くようなら、この2人の抜け出しも十分だろう。
齋藤雄行と奥原亨の神奈川勢を重視する手も。齋藤は11月向日町で2➁❶着、12月松戸は完全Vと成績上昇中。先行しての粘り強さは抜群で、好機に先制なれば押し切り有望で、本命は小松原でも次位候補は齋藤とみてもいいだろう。
徹底先行の溝口葵が率いる竹田和幸、伊藤勝太の中部勢も侮れない。溝口は7月別府MNから優勝はないが、バック回数が非常に多く積極的なレーススタイルは点数以上の評価ができる。竹田と伊藤が後位を固めるのも強みで、やはり中部勢は怖い勢力だ。
ムラ脚が気になる前川大輔は北の援護役が手薄だが、中団まくりからの一発が飛び出すか。関東のスジの目標が不在の丸山直樹の立ち回りにも注目したい。